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阿呆の生態

五縞 メグム
10.07/B/西日本在住

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ゼロリナ熱が再熱してしまった人の邪推ブログ。純愛、悲恋、猟奇等、多々ありますので苦手な方は閲覧の際ご注意下さい。
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スレイヤーズレジェンド発売になってるんですよね?
まだ未確認ですがコミックスすっごい日焼けているので欲しいです
あと楽しみなのは、レボのコミックス…
ゼロスが初登場から敵役位置ってホントでしょうか
興味がそそられる!

***

本家Blogより転載

【ゼロ→←リナ】 死にネタ


出来ればそうして、居て



私はアナタにひとつキスをした


アナタは今にも、明日は槍が降りますよって
言いだしそうだったから
今一度、私はひとつキスをあげて

言葉ごと飲みほした


「大好きよ、ゼロス…聞いているの」


私の手の中にいるアナタは、私の思惑に反して
何も、一言も喋ろうとはしない
それがどうしても不思議で仕方がなかった

死んでいるようだった

しかし、確かめる術を私は知らない
死んでいるという表現すら
本当は間違っているんだから

魔族は息をしない、心音がない、体温すら、ない





「リナさん、本気の殺し合いをしに来ました」

「そう」


アナタはいつものような
張り付いた笑顔を一度も見せなかった
私もあの笑顔は見たくなかった

最後に見るのがあのアメジストの瞳なら
何故だか静かに逝けるような気がしていたから


悪夢の王の一欠よ
世界のいましめ解き放たれし
凍れる黒き虚無の刃よ
我が力
我が身となりて
共に滅びの道を歩まん
神々の魂すらも打ち砕き

「神滅斬」


アナタは待っていたとばかりに
私に近づき、そして

自らその黒き刃に仮初の姿を突き立てた


「…っ リナ、さん… ――――」


私の心はその刹那
何故だかとても穏やかだった
アナタがそんなことするなんて
心にも思っていなかったけれど
これでアナタがずっと、私と一緒に居られるんだと
そう思ったから、思ってしまったから


ああ、死んでいるんだった


そうかアナタはもう消滅しているんだった
否、仮初の躰はここに存在しているから
消滅したという表現は合わない
死んでいるという表現が正しい


私はそれでも穏やかだった
私も死んでいるんだったから

もうひとりじゃない
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