short short story

わーい、来週はゼロスだ！
で・す・が、予告のゼロスのハイライトが物足りないです
過去のはこれでもかってほどのハイライト入っているし
あれが凄く好きだったので…ハイライト……
霧の中だからってことにしておこう
何にしたってゼロスが出ることに変わりは無いんだし！

来週からアニメの感想書きまーす（多分）

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【ゼロ←リナ】　一方的な思い？かな

addicted to you



「いい加減、離してくれませんかね？」


いつになく冷たい声と態度に背筋がゾクリと粟立った
普段の柔和な面影は微塵も感じられない温度のない顔

でも、私はどうしようもなく
惹かれている
好んでいる
魅入られてる


目の前で無惨な姿を晒し、足掻く、魔族
それに少しの躊躇いもなく、冷ややかに足蹴にするゼロス
見れば見るほど、付き合えば付き合うほどに
魔族なんだとしらしめられていくのに

どうしようもない思いが胸に芽生え
消えるどころか、育っていってしまっている


「不愉快ですね、仮にも魔族ともあろう方が縋るなど」


冷たい、冷たいゼロスの内面
分かり合える日は来ない
振り向いて、くれる日は来ない

ちゃんと、分かっているつもりなのに


闇色の錐に刺し貫かれ、上がる最期の断末魔
それと対峙する、冷ややかな笑みを浮かべたゼロス

ああ、それでも


「大丈夫でしたか、リナさん」


こう、偽りだろうと
優しく声をかけられてしまったら、私は――――