short short story

レジェンドの発売は28日なんですね…
ということは福岡は二日遅れだから30日か
近いようで遠い気がします
あっアニメゼロスよりは先に見られるんだな！
楽しみ

***

本家Blogより転載

【ゼロ→←リナ】　　獣王さまの扱いが…酷いです　ある意味で死にネタ

いけないことがしたい



胸に微熱が宿った
そして僕は愛しさを知る

貴女が居て　僕も居て
風が心地良くて
二人しかいない気がするような
遠い地に埋まる
誰も邪魔をするものは居なかった


貴女が僕に語る譬え話に耳を傾ける
その恐ろしい譬え話は僕を虜にし
僕は自らの意思により
実行する

Xデー



「ゼッゼロス！」

「獣王様、我がマイロード　お別れです永遠に」


僕は僕の貪欲なまでの我が侭にしたがって
僕の為、貴女の為と
禁忌すぎるその裏切りに手を染めた

貴女の語った譬え話は今日を持って実話と化し
僕は魔族でも人間でもない存在となっていた




「リナさん」

「ゼロス、ごめんね」

「リナさんが悪いんじゃありませんよ」

「でも、譬え話をしたのは私よ　それに裏もあった　私」


貴女は今にも泣きそうな
そんな顔をして眉をしかめた

ああ、貴女が悪いんじゃないんです
僕がすべていけないんです

これ以上、貴女を貶めることばが零れないように
僕はそんな貴女にキスをひとつあげた
思った通り、ことばは止まり
揺れる濡れた瞳とぶつかった


「貴女は何も悪くないんですよ　悪いのは僕ですから」

「ゼロス…」

「そうですね　悪いのは愛しさを知った僕」


貴女は泣いた
僕を掴んだまま泣き崩れて
可哀想なぐらい泣いて、泣いて
そんな貴女が愛しくて、可愛くて

僕はそのまま崩れゆく貴女と共に
誰も居ない地に埋まった